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研究組織 『辞書編集班』

班 長
荻野綱男 日本大学文理学部
分担者
近藤泰弘 青山学院大学文学部
矢澤真人 筑波大学大学院人文社会科学研究科
丸山直子 東京女子大学現代教養学部
研究協力者
荻野孝野 日本システムアプリケーション
星野和子  
橋本 修 筑波大学
魚 秀禎 啓明大学校
黒橋禎夫 京都大学大学院情報学研究科

研究目的

 本研究の目的は全体としてコーパスを用いた辞書編纂の方法を研究することである。主な課題は以下の三つである。

  1. コーパスを利用したコロケーション辞書の概念設計と試作
  2. 統語論的観点による辞書作成
  3. コーパスによる実態調査を踏まえた語義分析と辞書での記述方法

研究計画

 研究目的に掲げた三つの課題の目的に応じて、以下の研究を行う。
 研究チーム全体として、研究会を年4回開催する。研究会では、研究分担者・研究協力者以外の広い範囲に声をかけて、多くの人の意見を聞きながら、研究代表者および分担者の研究の進展状況を報告し、また今後の方針や方向性について検討する。年度末には、研究報告書を作成する。
 それ以外に、三つの課題に対応する三グループがそれぞれの研究活動を進める。
 第1グループでは、辞書研究者・辞書編集者への聞き取り調査、自然言語処理研究者への聞き取り調査、文献調査、意識調査、コーパスからのコロケーションの抽出とその整理などの多様な研究方法を用いて最終的には、コロケーション辞書の試作までを行う予定である。
 第2グループでは、ワークステーションと各種新聞データを用いて、助詞・助動詞の連接情報を自動抽出し、人手でチェックしながら高品質のデータを蓄積し、それを用いて複合助詞・助動詞辞書の試作を行う。そのような辞書は文法研究に用いることのできる形になる予定である。
 第3グループでは、現行辞書の実際の語釈の調査・分析を行うとともに、文献調査、辞書編集者への聞き取り調査、コーパス・ツールの現状把握を行い、辞書作りのための既存のコーパスの評価を行う。既存の小型国語辞典の項目のそれぞれの語義がコーパスの中でどの程度の割合で用いられているのか、実態調査を行う。また、各辞書の語釈の対比表を作成し、コーパスでの使われ方の実態と突き合わせ、両者にどのようなズレがあるのかを調べる。こうして、コーパス(実態)を反映した辞書の語釈のあり方について研究する。

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